不動産投資においても大切な”謙虚さ”

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僕が2011年後半に不動産投資をはじめ、現在までの10年半で確定利益と含み益を合算すると、不動産投資をはじめたことによって純資産を増やすことができています。

不動産投資を始める前までは投資の経験がほぼなかった自分がここまで資産を増やせることになったのは言うまでのなく、アベノミクスで不動産価格が右肩上がりに上昇してくれたおかげです。

その間、僕がやったことと言えば、1部屋1部屋の空室対策をぬかりなく、自分のできることは最大限行うということでしたが、その努力によって多少は収益アップにつながっているものの、やはり、相場全体の動きの方が大きな要因にはなっています。

この10年半の投資成果が全て自分の能力だと傲慢になると、今後も同じ方法で投資を継続していけば今までの勢いと同等で資産を増やすことができると思いがちですが、僕の場合は、自分の実力というよりも、運の部分が大きかったとまずは思うようにしています。

僕と同じく10年半前頃に不動産投資を始めた方々は逆に失敗する方が難しかったと言えるぐらい、相場が右肩上がりでした。仮にその当時高値で不動産を購入しても、その後、より高値で売り逃げすることがしやすかったので、少なくとも負ける可能性は低かったのだと思います。

また、僕の場合はその後に購入した1棟マンションにしても、携帯キャリアにしつこく電話をしたという努力はしたものの、屋上の基地局誘致が成功したことによる利回りアップがあったからこそ、収支トントン以上で売却できる状況になりました。

もし、基地局誘致が出来なかった場合、この4年間、賃貸経営の方で振り回されることが多かったにもかかわらず、収支がほぼトントンでおわってしまう、もしくは投資損で終わってしまう可能性が十分にありました。

色々考えると、いつ始めるか？は言うまでも重要ですが、この点は運の要素も大きいと思います。

それよりも、いかに安く購入するか？が重要であり、そこに投資家としての実力が表れるのかなと複数の売買を経験して思います。

あと、不動産はFXトレードのように好きな時に購入して、好きな時に売却しにくい＝流動性が低い投資ですが、その割に優良物件はすぐになくなります。

優良物件の情報がこないからと、自分の購入物件に求める目線を下げてしまい、購入後に長い間悩まされるなんてことを経験している投資家の方が多くいるので、目線を下げるくらいなら、購入しない方がマシ（寿命にかかわる話だと思っていますｗ）と今ははっきり思えます。

この辺りは体感的な部分もあるので、経験してみないと痛みが分からないかもしれませんが、僕が1棟マンション購入をする前にこのあたり書いてある先人のブログなりをもう少し自分事として読んでいたら防げた気もしています。

やはり、何事も謙虚にというスタイルは投資においてもかなり重要だと痛感しています。
この先もこの感覚は忘れずに精進していきたいと思います。