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初期投資が少なく、借入の必要もないシェアリングビジネスが昨今流行っていますが、部屋を民泊や貸し会議室として活用する、もしくは、自己所有の車を時間貸しする等も聞くことがあります。

貸し会議室投資は、シェアリングビジネス中でも認知度は高まってきていますが、場所によってはまだ競合が少ないため、十分稼げるチャンスのあるシェアリングビジネスです。

本日はそんな貸し会議室投資に関する情報をお届けしたいと思います。

コンテンツ

貸し会議室投資とは?

貸し会議室投資とは、自分が所有している部屋、もしくは借りている部屋を時間貸しで会議室として貸し出すビジネスです。

所有している部屋であれば購入価格が、賃貸している部屋であれば契約金等の初期費用が投資金額になります。

民泊投資は日貸しですが、貸し会議室投資は時間貸しということで、うまくいけば貸し会議室投資の方が、収益性は高くなる可能性があります。一般的に、貸す時間帯を細切れにすればするほど収益性は高くなるためです。

貸し会議室投資のセッティングはかなりシンプルです。

大きなデスク、人数分の椅子、ホワイトボード及びホワイトボードに書けるペンが基本となります。それに加え、プロジェクターやテレビ等を設置している会議室もあるらしいのですが、それがなくても問題なく運用できます。

民泊と比べて、部屋の内装の差別化はあまり図られていません。

つまり、立地がかなり重要になってくるということです。

皆さんが貸し会議室の利用を考えた時に、同じ料金であれば駅よりより近い場所にする方が多いと思います。そこに宿泊するわけではないので、立地がかなり重要になってくるのです。

また、貸し会議室の運用方法も簡単です。

貸し会議室を掲載しているサイトがあるので、そちらに必要事項を入力し、室内の写真をアップロードすれば、そこから運用が開始できてしまいます。

私はユーザーとして貸し会議室を利用したことがあるのですが、非常に有用だと感じています。1時間あたり1,000円前後で貸し出している会議室が多いのですが、複数人で話し合いをしたい場合、カフェに行くよりも安くなりますし、周りの騒音がなく、他の方に聞かれる心配もないので、需要はあると思います。

ただし、貸し会議室投資が始まった数年前と比べると、貸し会議室投資を始める方は増えていますし、不動産屋から貸し会議室運用可能な部屋の情報が来るようになってきているので、競合はより激しくなっていくことが予想されます。従って、どこの立地で攻めていくのか?というのがより重要になっていくと考えています。

貸し会議室投資のメリット・デメリット

貸し会議室投資のメリットは何と言っても、初期投資が少額なことです。

このビジネスはサブリースで運用する投資家の方が多いと思いますが、賃貸借契約を結ぶときに発生する敷金や礼金等の契約時諸費用が主な初期投資になります。その他の室内設備の費用はそこまでかかりません。

民泊投資であれば、ベッドや家具家電等、揃えなければならないものが多いのですが、貸し会議室投資であれば、デスク、椅子、ホワイトボード一式です。うまくいけば、設備にかける費用は10万円程度で済んでしまいます。

大体の方が初期投資50万円以下で始めているという話を、貸し会議室運営会社の営業担当の方が仰っていました。

一方、貸し会議室投資のデメリットについてですが、民泊投資との一番の違いは運営会社へ手数料を支払わなければいけないことです。

例えば、Airbnbで民泊運営をした場合、設定した1泊あたりの料金+清掃代金がホストの銀行口座に振り込まれます。宿泊するゲストの方は宿泊料金+清掃代金+Airbnb手数料を支払っているので、Airbnbの利用手数料は実質利用者が負担しています。

しかし、貸し会議室投資の場合は、売上に対して一定割合の金額が手数料として差し引かれてしまいます。しかも、その割上が高いのがネックだと個人的には感じています。

私がセミナー受講をしたスペイシーでは、当時は売上に対して25%の手数料が課されていました。これがどれだけの影響額になるのか?一例を出してご説明します。

例えば、渋谷徒歩5分の18㎡の1R(家賃8万円)の部屋を1時間あたり1,000円で貸し会議室として貸し出したとします。

そして、2021年9月の1日あたりの貸し出し時間平均が8時間という設定とします。また、清掃は1週間に1回のペースで行い、1回あたりの料金は5,000円だとします。

その場合、、、

収益=1,000円 × 8時間 × 30日 = 24万円

手数料=24万円 × 25% = 6万円

清掃費=5,000円 × 4階 = 2万円

家賃=8万円

 

従ってこの事例だと、8万円が1か月あたりの営業利益になります。ここから、光熱費がかかりますし、トラブル等発生した時の対応費用も発生するかもしれません。また、稼働率も上記の例では8時間としましたが、実際はそこまで稼働しない可能性もあります。

手数料が15%であれば、大分余裕が出来るのですが、この点、何とかして欲しいなと個人的には感じています。

貸し会議室投資も民泊投資と同じように、やってみて気づくことが多くあります。

例えば、清掃が1週間に1回ではやっていけない、意外と利用者から連絡が入って想定以上に手間がかかる、稼働率が想定外の悪い等々です。

初期投資が低いというメリットがあるので、まずはやってみることをお勧めします。

ここで学んだノウハウは不動産投資でも活きることはあると思いますので、興味を持たれた方はスペイシーが主催するセミナーに参加されてみてはいかがかと思いますが、シェアリングビジネス一般についてご相談がある場合は是非無料相談を活用してみてください。

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