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日本は世界でもトップレベルの高齢化社会ですが、今後国としての社会保障費負担が増えていく中で税金支払う若者が減っていくという国の収支を黒字にするには税収を増加させる=増税が避けられない状況にあります。
昨年消費税率が10%に上がりましたが、10%では足りないという話をよく聞くので、今後税金は上がっていくことしかないだろうなと思います。
一方、不動産投資を始めると確定申告という、2,000万円未満給与所得のみのサラリーマンは経験できないことをすると、給与所得のみのサラリーマンがいかに自動的に税金を吸い取られているか気づきます。
サラリーマンでいることによって得られるメリットは大きいですが、デメリットもあり、その1つが税金を搾取されること、もう1つは時間と場所の制約だと個人的には感じています。
今回はサラリーマンだからこそ搾取されやすい世の中になっている事実をお伝えし、今後のキャリアについて考えるきっかけにして頂ければと思います。
コンテンツ
サラリーマンだからこそ税金を搾取される
サラリーマンは給与収入に応じて、給与所得控除として差し引かれる金額が決まっており、税金コントロールがほぼできません。加えて、原則所属している会社が税金の代理収納を行う特別徴収という形式とされているため、毎月給与から自動的に税金を受領できるという国にとっては良い仕組みが作られています。
その中で、皆さん知らないところで控除額が少なくなっているのをご存知ですか?
例えば、配偶者控除ですが、以前は所得制限がありませんでした。
しかし、現在は給与所得1,000万円以上の場合、配偶者控除は0です。
この配偶者控除は課税標準額より38万円控除できるというものですが、例えば税率が20%の方にとってはこの控除額が撤廃されることによって所得税の支払が76,000円増加し、住民税の支払いが38,000円増加します。よって、合計で114,000円増加することになります。
また、先ほど申し上げた給与所得控除ですが、年々少なくなっているのをご存知ですか?高所得層の給与所得控除を年々下げていっているようですが、給与所得控除を下げることは税金支払増加に直結します。
もらえるお金が減るのに、意外と給与所得控除を下げられていることに気付いている人は少ないと思います。これが日本のやり方です。気付かない影響額で毎年少しずつ負荷を上げています。
では、こういった世の中で自分を守るためには?と考えた時に、サラリーマン以外の収入を持ち、所得をコントロールする力を持つということが大きな意味を持ちます。それも、サラリーマン所得の給与所得と合算可能な所得を発生させることです。
代表格として挙げられるのが、不動産所得だと思います。その他にも事業所得や雑所得等、給与所得と合算可能な所得はありますが、副業疑惑の可能性が高まります。
サラリーマンが節税をする方法としては、
- 給与所得以外の所得を持つ
- 法人を設立する
という方法が考えられますが、不動産投資ではどちらも実現可能です。
税金コントロールの可能性を広げられるという部分は不動産投資を始める大きなメリットだと思います。
サラリーマンだからこそ時間と場所を拘束される
サラリーマンだからこそ時間と場所を拘束されることは皆さん良く思うことだと思いますし、サラリーマンを辞めたいきっかけの1つだと思います。
特に在宅勤務になって在宅だと出来ることが増えること、通勤がなくなったことによる精神的な負荷の軽減に気づいた方も多いかと思います。
僕は専業大家になることには賛同しないものの、不動産投資で収益源を太くしてから、多少給与が少なくなっても場所や時間を選べる仕事につける自由を得られる可能性が持てることは大きいと感じています。
将来今の職場で勤務することでしか生活ができない状況に追い込まれると経済的自由は全くない状況となります。1つの会社に勤務し続けられれば良いですが、会社の業績悪化や吸収合併等で会社の方針が変わり、退職せざるを得ない状況になる可能性も十分にある時代です。
退職することになっても全然生活していける、給与が少なくなっても今まで通りの生活が送れるといった余裕を持つことが人生を豊かにしていくと僕は思います。
そして、不動産投資ではその余裕を得ることも可能なので、これは大きなメリットです。
不動産投資家としてサラリーマンでいることのメリット
では、サラリーマンはデメリットしかないのかというとそうではありません。
メリットも多くあります。
不動産投資家のメリットとしては、例え不動産投資未経験だとしても、サラリーマンとしての信用で融資がひけることです。
加えて、特に投資初期の種銭がない時期では不動産収入には手を付けず、全て貯蓄に回すことによって貯金を増やしやすいというお金のメリットももちろんあります。
ただ、僕が一番のメリットだと感じるのは不動産投資でトラブルが発生したとしても、不動産所得以外の所得があるので、精神的負荷が緩和されるという点です。
僕は過去に手付金持ち逃げ詐欺に遭いましたが、サラリーマンとしての給与所得が安定的に入ってくる状況だったからこそ乗り切れたということもあります。
その他、サラリーマンだと社会保険料の一部を会社が負担してくれたりもしています。
ということで、サラリーマンでいることのメリットは皆さんご想像の通り、「生活がより安定する」(所属会社にもよりますが)ということです。
まとめ
今日はサラリーマンでいることによって搾取されやすくなっている構造についてメインにお伝えしましたが、一方でサラリーマンのメリットも確認しました。
僕は専業大家を推奨しているわけではなく、まずは自分がサラリーマンでいることのメリットとデメリットを正しく把握し、その上で選択をして欲しいという思いから今日の記事を書いてみました。
人生においてどの価値観を重視するか?は人それぞれです。「安定」を重視する人もいれば、「自由」を重視する人もいます。
自分が重視する価値観は何なのか?
その価値観に合わせて、不動産投資規模やサラリーマンの継続を考えていただければと思います。
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