不動産投資で勝つには「運」と「再生スキル」が必要

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不動産投資で成功するためには何が必要か？
11年不動産投資をしてみて思うのが、結局はどのタイミングで購入するか？という運の要素が大きい気はします。

サラリーマン大家が不動産投資をはじめる理由は不労所得を作りたい、何かあった場合のためにサラリーマン以外の給与を作っておきたいという、毎月の家賃収入を目的とする方が多いと思いますが、毎月の家賃収入が安定していても、購入した価格より売却価格が大きく下回った場合は、トータルで損失となることもあります。

そう考えると、不動産価格が全体的に下がっている局面で購入できる運は不動産投資で勝つためには必要な要素だと言わざるを得ないです。

どれだけ経験を積んでも、将来不動産価格がどうなるか予想できる人はいません。
例えば、現在の不動産価格は天井だと言われていますが、それが本当にそうなのかは分かりませんし、エリアによっては今後更に価格が上昇していく可能性もあります。

そういった前提がある上で、もう１つ不動産投資で成功するための条件を加えるとすれば、不動産の再生スキルなのかなと思います。

この再生スキルには多くの知見や経験が求められます。

購入検討している物件のメリット、デメリットを把握し、デメリットを再生し、自分でその物件の価値を上げていくことができるのなら、安く買って、高く売ることが容易にできるようになります。

その再生できるポイントを判断する能力やそれを再生できる能力をまとめて再生スキルと呼んでいますが、これらは本を読んだり、セミナーで勉強しているだけで会得するのは難しく、実体験を積んでいく中で、また知り合い大家の生々しい話を聞いていく中で、会得していくものです。

そして、今の不動産価格が高い状況下では、この再生スキルがより求められると感じています。誰もが購入したいと思う物件を相場価格で買ってしまうと既に高買いとなり、売却時に損失となる可能性が高い状況なので、誰もが購入したいと思わない物件を、再生できるポイントを見つけて、再生し、含み益を積み上げていくということが必要だと感じます。

そう考えると、約10年前には不動産所得は不労所得とは言われていたものの、事業所得に近い考えで臨まないと失敗してしまう方が今後も増えていくのだと思いますが、周辺に聞ける人がいる方が少ない中で情報得るのが難しいので、まずは飛び込んでみようと考えてしまうのは致し方ない部分はあると思います。

上記の状況は理解しつつも、不動産屋は不動産の売買がないと食っていけないというビジネス形態であることを理解しつつ、不動産屋の話は話半分、最終的には自分がリスクを負うということを認識して活動をしていきましょう。