不動産投資で”失敗しない”を継続できる目利き力

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僕が不動産投資を始めた2011年頃と同時期に不動産投資を始めた方々はアベノミクスによる不動産価格上昇の追い風もあって、むしろ失敗する方が難しいという状況でした。

現に同時期に不動産投資を始めた仲間でお金が回らなくなったという話は聞いたことありません。

このような環境下では、これといった目利きや運営能力がなくても、トータル利益で終了できたのですが、現在は僕が不動産投資を始めた頃とは大分状況が違います。

今の状況であっても、2010年前後の状況と同じ緊張感で不動産を購入すると、それまでに築いた含み益が一気に吹っ飛ぶ可能性も十分あると僕は考えていますが、どんな状況下でも失敗しない目利き力の差が出るのは今の時期かなと感じています。

このような不動産価格の高止まりが続いている状況下でも、優良物件を購入できている投資家もいます。

ただ、そもそも、優良物件を“優良”と見極められる能力、これ結構大事だと思います。

みんなが今は不動産価格が高止まりしているから購入は控えた方が良いという言葉だけに踊らされて、目の前に優良物件が表れても見逃してしまうようだと、成功するのは難しいと思います。

もちろん、投資方針として今は買い増しはしないと自分の財務状況や不動産市況等を考慮して決めることは全然ありだと思います。

ただ、自分の前に優良物件が落ちてきた時に、全く考えもせず、見向きもせず、今は購入しないからという理由で全く動かないと、自分自身成長しませんし、今後買い場が訪れた時に動けなくなるということもあります。

僕たち不動産投資家に落ちてくる不動産情報というのは情報をより先取りできる不動産業者が購入しなかった結果であって、何かわけがあってエンドに情報が回ってきています。

その落ちてきた“理由”をしっかり把握して、その理由が自分の運営能力やチームの力で解決できるのであれば購入を検討すべきでしょうし、自分では解決できずリスクが大きすぎるのであれば、購入しないという思考のプロセスは働かせておいた方が良いと個人的には思います。

不動産を学べば学ぶほど思いますが、やはり日々不動産と接している不動産業者には知識や経験は勝てません。自分なりの投資方針をもって、その投資方針に関連した知識や経験を高めることによって、失敗しにくい分野を作っていくことが大事だと今は考えていません。

業者ですら、区分が得意、1棟が得意、実需が得意等の分野が分かれている中で、時間の制限があるサラリーマン大家が全ての分野の知識や経験を一生のうちに業者と同等まで引き上げるのは難しいと思います。(一部の天才を除き)

ということで、自分の投資方針に沿った分野の目利き力を上げていくこと。これは今後意識していきたいと思います。

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