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先日脱サラをした先輩とご飯にいった話は共有させていただきましたが、そこで聞いた話で皆さんにも共有しておくべき話がもう1つありました。
前回の話はこちら
皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが、【脱サラをすると住宅ローンの借入が難しくなる】という話です。
その先輩は脱サラをする前は公務員として勤めており、在職中かつ独身時代にいわゆるDINKS(共働きの子なし世帯)にちょうど良い程度の広さの物件を購入していました。
将来的にはその物件は売却してもっと大きな部屋に住むことを計画していたため、買い替え前提での購入だったようです。
しかし、その後先輩は結婚し来年には子供も生まれるとのことで、大きく状況が変わってしまいました。
子供が生まれると今の家では手狭になってしまうが、現在は脱サラしているためすぐに住宅ローンを組むことも難しい。
・現在の自宅は売却し、賃貸に住む
・我慢して今の自宅に住み続ける
このどちらかを選択せざるをえない状況となってしまいました。
実際、将来子供が生まれて部屋が手狭になる可能性まで考えて家を購入することはなかなか難しいことだとは思います。
しかし、今回の場合は独立を決めた際にはすでに結婚をしていたため、今後住宅ローンが組みにくくなるリスクまで考えて独立を決めても良かったのではないでしょうか。
「脱サラをするとローンが組みにくくなる」という話は常々耳にしていましたが、身近な実例として聞くことは初めてだったため、改めて脱サラのリスクを実感しました。
個人的に一番良いと感じるのは「家族構成がある程度決まってから生涯住み続ける予定の家を住宅ローンで購入し、その後に脱サラする」という流れですが、脱サラする時の状況は人それぞれでもあるので、誰もがそのタイミング通りにできる話ではないと思います。
ただ、脱サラを検討する際のポイントの一つとして、「住宅ローンが組みにくくなる」ということはリスクとして認識しておくべきだと感じます。これをリスクとして認識した上で許容し脱サラを選択することは問題ないと思いますが、リスクとして認識せずに脱サラしてしまい、いざ住宅を購入しようとしたらローンが組めない、なんてことになってしまったら脱サラしたことを後悔してしまいかねません。
終身雇用制度が崩れつつあるとはいえ、日本企業は外資系企業と比較するとまだまだ年功序列や終身雇用制度のカルチャーが残っている会社が多いと感じます。ある意味での既得権益とも考えられますが、脱サラを選択する際には一度立ち止まってよく考えた方が良いとも思える一例を紹介させていただきました。
辞めることは簡単ですが、一度辞めてしまったら戻りにくくなりますしね…
個人的には、既に収益が発生している事業があり、サラリーマンであることがその事業の足枷になってしまうような状況になってから脱サラをする、というタイミングがベストだと考えています。
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