FIREの向き不向き

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今日は最近連日更新している漏水被害の区分マンションの話からは離れて、今流行のFIREにつて思うことを書いていきたいと思います。

FIREとは、Financially Independent Retire Earlyの略語だと理解しており、「経済的に自由となり、早めにサラリーマンを退職する」という意味です。

僕が不動産投資を始めた約10年前ぐらいにも、表現の方法は違いますが、ロバートキヨサキの金持ち父さん貧乏父さんが流行り、不労所得を増やすことによりハッピーリタイアをするという夢のような世界を実現したいと思う人が多くいました。

僕もその１人だったのですが、不動産投資を始める前は不動産所得＝不労所得と思っていたものの、不動産投資を始めて1年ぐらいでそれが嘘だということが分かりましたｗ

その後、楽に運用できていた期間もありますが、キャッシュフローを増やす目的で購入した1棟マンションを保有してからはトラブルが増え、悩まされることも増えました。

また、不動産購入時に、手付金を持ち逃げされる、信用していた人に預けていたお金が裏切られ戻ってこなくなった等々、人に騙されることによってお金も失いました。

こういったトラブルを経験し、今は物事を進める時にはまず初めにネガティブなことを考える癖がつき、ＦＩＲＥについても、ＦＩＲＥした時は上手く運用できている時だからよいかもしれないが、その後大きなトラブルが発生して、脱サラしてしまうとそのトラブル時に必要以上に不安を抱えてしまうのではないか？と思い、今は完全なＦＩＲＥはあまり考えていません。

でも、中には何が起きても耐え抜ける、突破できる強靭なメンタル耐性を持っている方もいます。また、日々の生活費を削っても、自分の自由時間を増やしたいという価値観の方もいます。そういった方々はＦＩＲＥをするのがベストな選択なのかもしれません。

若い時はＦＩＲＥをすることが一種の勝ち組だと思っていましたが、今はＦＩＲＥをすることは人生の１つの選択と僕は考えています。経済的自由を手に入れている人であっても、毎日忙しく働いている方もいます。何かの使命感を持って仕事をしている人もたくさんいます。

人によって何を大事にするのか？どの価値観に重点を置くのか？はそれぞれです。ＦＩＲＥにはメリットが多くありますが、デメリットも多くあります。そんなことも深く考えて不動産投資を始めると、買い急いで失敗する可能性が低くなるかもしれません。